内藤忠行×hellbent lab.コラボレーション作品展《MEMENTO MORI》について。
- hellbentlab3
- 3月19日
- 読了時間: 3分

初めて内藤忠行氏とお会いしたのは約2年ほど前になります。
今回のコラボレーション展の企画をして頂いた詩・写真家でもあるChicoさんに内藤氏の写真展があるから来てみませんかというお誘いを受け、原宿のギャラリーへ向かいました。
会場に入って驚いたのはアンディ・ウォーホルとバスキアとクレメンテというコンテンポラリーアート界の巨匠、三人が一つの写真に納まった有名な写真でした。
また、ジャズ界の巨人マイルス・デイビスやジョン・コルトレーン、セロニアス・モンクのこれもまた目にした事のあるライブ写真でした。
内藤氏とお話しをさせて頂くと自分が思春期時代から見ていたジャケットの数々やJRの「そうだ京都へいこう」また国内外の有名人のポートレート写真を撮影されていた方と知りました。
その後、程なくしてコラボレーションの話を頂くことになり内藤氏のアトリエに打ち合わせに。
内藤氏がこれまで撮り溜めていた個人的な写真作品の数々をお預かりする事になります。
その中には本物の頭蓋骨や雲、カラスや道路に落ちたカラスの糞の写真など「好きなように使ってくれていいよ」と貴重な生写真やデータを沢山、お預かりする事となりました。
正直、最初は「え、カラスの糞⁉︎」と思いましたが、これが結果的に今回のデザインの非常に良いインパクトを与える処理となりました!
最初、お話を頂いた際は日本を代表する写真家・内藤忠行氏と会う事にも緊張し、こんな無名のデザイナーと作品作りをしても内藤氏には何もメリットはないはずなのに。と驚きました。
また、hellbent lab. のデザイン表現方法が内藤氏の個人作品の表現と通ずる部分があり、内藤氏の完成された写真作品にどうやってhellbent lab. らしさを加えていけば良いかと悩み、約一年ほど思案しまくるという日々を経て、ようやく完成した作品を皆様に見ていただける運びとなりました。
特にジャケットやバッグ作品では、刺繍や異素材を組み合わせた一点ものばかりです。



表現方法について
内藤忠行氏の写真の色と、hellbent lab. の細かなデザイン。この二点の再現性にこだわった結果、「生地にプリントして縫製する」という技法を選択しました。
この技法を選択した事で、より『作品を身に着ける』特別感が味わえます。
テーマ・タイトルについて
内藤忠行氏の個人的作品の中に本物の人間の頭蓋骨や動物の骨や死の写真と共に、色鮮やかな屍と花が融合する作品からhellbent labの座右の銘である《MEMENTO MORI》「生と死は常に紙一重(だからきちんと生きなさい)」をテーマにしました。
内藤忠行氏とhellbent lab. のコラボレーション作品を身に着けて街へ出て日常を楽しんで頂ければ幸いです。
内藤忠行氏オフィシャルサイト
【写真家・内藤忠行作品展】新宿伊勢丹 2025年2月1日(土)〜5月13日(火)
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